2001年8月16日(木)~19日(日)
会場: 王子小劇場
集客実績: 350人
病院の一室を舞台に描く二幕の喜劇。二人の少女の交流と、医者、看護婦、入院患者とその家族を巻き込んだ夕暮れから朝までの人間模様。人は一人では生きられない。でも、誰かといると苦しくなる。良いことも悪いことも飲み込んで、それでも人生は続く。
Wed 15 August 2001 to Sun 19 August 2001
王子小劇場
全公演無事終了いたしました。
たくさんのご来場、ご声援ありがとうございました。
○公演情報
2001年8月16日(木)~19日(日)
16日(木)19:30~
17日(金)19:30~
18日(土)14:30~ / 19:30~
19日(日)14:30~
*開演45分前に開場
開演30分前から良原リエさんのピアノ演奏
チケット取扱
自由席 当日2,300円 / 前売1,800円
学生割引 当日2,000円 / 前売1,500円
コメディア 090-6133-4855
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王子小劇場
〒114-0002 東京都北区王子1-14-4 BF1
03-3911-8259
JR京浜東北線・営団地下鉄南北線「王子駅」徒歩3分
作・演出
黒澤世莉
キャスト 佐野 みかげ(劇団前方公演墳) 中野架奈(劇団レミントンハミントン)
村越正樹 木村瞳(COMEDIA) 山口瑠璃子 小川淳 大石里絵子 黒澤世莉
スタッフ
舞台監督/小森崇 舞台監督補/成田雅子 作曲・演奏/良原リエ
照明/玉山悟(試演会) 総合美術/池亀忍 美術補/河崎優子 メイク/沼田由美子
制作
COMEDIA 猪瀬早紀子 木村瞳
演劇ユニット 時間堂
○ものがたり
「ヒグラシだ」
「本当。夏も終わるわね」
盛夏も過ぎるころ。
海の見える丘にたたずむ、とある病院
ある日、絵描きになりたい一人の少女が運ばれてきた
右腕の骨折、靱帯の損傷
「最後の一ピースは、あなたの退院祝いだから」
「欠けているジグソーパズルをやるなんて、耐えられない」
彼女と同室の少女
いつも窓の外を眺め
ジグソーパズルのピースをもてあそんでいた
「言わないと、なにも終わらないわよ」
「もう見ていられないんだよ」
反発しあい、それでも惹かれあう二人
それを見守る人々
そこには幸せがあったのかもしれない
「ただ自分が許せなくて」
「昔の俺を見ているみたいだ」
「私、間違ってないよね」
「おつかれさま。明日もがんばろうね」
ある日、終局はやってくる。
「ねえ、本当は私があの子を殺したの」
演劇ユニット時間堂5回目「びょういんのパズル」
2001年8月16日から王子小劇場にて
乞御期待
「最後まで、この手をはなさないでね」
○みどころ
前作「友達の賞味期限」から2年4ヶ月ぶりの時間堂公演。
そのみどころをおつたえします。
役者、佐野みかげと中野架奈
佐野さんは前方公演墳や天然ロボット、中野さんはレミントンハミントンで
活躍している方です。「びょうパズ」でも好演してくれること間違いなし。
必見です。
ピアノ演奏、良原リエ
ピアニストとして活躍されている良原さんは、開演30分前よりはじまる
舞台上での演奏を含め、「びょうパズ」劇中でも唯一の音の発生源です。
彼女のピアノは聞かないと損です。ぜひ開演30分前にお越しください。
池亀忍の美術
画家、イラストレーターとして活躍中の池亀さんには、「びょうパズ」
宣伝美術を含めすべての美術の監修をしていただいています。どんな
舞台美術を作り上げてくれているのか、お楽しみに。
前作主演の木村瞳と山口瑠璃子
前作「友達の賞味期限」でも好演した木村瞳と山口瑠璃子。ラストの
本物の雨の中歌うシーンと、それにつづく傘のシーンを覚えている
方も多いと思います。その二人が2年を経てパワーアップして帰って
来ます。
黒澤世莉の作演出
昨年は1本の作演出と2本のプロデュース公演出演と外部で活躍した時間堂
主催、黒澤世莉。2年ぶり以上の本公演、8年前の作品の全面改定、時間堂
史上最高布陣のキャスト、スタッフときたら、最上の物語と、いつも
どおり「そこに人物があり、懸命に生きる姿を描く」演出がふるわない
はずがない。おかしくてあたたかくてせつない物語に、乞う御期待。
○いただいた感想
・10代のお客様
-10代女性
初めてです。青山通りなにおいのするユニットさんだと思います。表参道にいてもおかしくはないでしょう...。
・20代のお客様
-20代 女性
セリフの一言一言がとても重かった。
何でもないトコロで泣きそうになりました。
-20代 女性
"人間"を感じました。儚さとかつらさとかいろんなことを思いました。すごく表現しにくい気持になりました。でも、今日ここに来てよかった。
-20代 女性
チラシ見てきました。本当、あんまし、こういうベクトルの劇見ないのでたまにみるといいです。
-20代 女性
全体の色とピアノが良かったです。
-20代 男性
濃いテーマなのに長く重く感じさせない素敵な芝居でした。女性の描き方がサイコーに上手いです。コノヤロウとさえ思いました。ただ男性の描写がちょっと可哀想な所もあったかな。けなしているのではありません。
-20代 女性
入ったときから終わりまで時間が終わらないかんじがとても良かった。おだやかな気持になりました。
-20代 女性
色々自分の事とシンクロした。その一言です。
-20代 女性
身近な人が死んじゃった事がある人は、1度は考えたことがあるんだろーなァー(自分のせいだって)と思いました。
-20代 男性
個々の想いが色々と感じられちゃって目頭が何度となく熱くなりました。
-20代 男性
シンプルなセットの中で最小限の照明と音響効果で最大の効果を出していた。明るい結末にホッとした。
-20代 女性
終わったあと、私のまわりのみんなの呼吸がきこえたとき、なんか嬉しかった。生きていることに敏感になった。
-20代 男性
なんだかよく表現できない気分です。心を打たれたようなというか、自分を見ているような場面もあり、考えさせられるようなものでした。
・30代のお客様
-30代 女性
生きるって事について今夜考えてみよっかなと
-30代 男性
小さくまとまってほしくないなと。
-30代 男性
不思議なカタルシスを感じました。今の僕にはありがたいひとときでありました。
-30代 男性
演技がとても自然で見ていて非常にここち良かった。
-30代 男性
いつも限りある時間を感じて、自由に前向きに生きたい、そして人にもパワーを与えられたら、なんて思った一日でした。
・40代、50代のお客様
-40代 性別?
なんか見ていて涙出てきちゃいましたよ。悲しいんだけど、きっとずっと微笑みながらこの芝居を見ていたと思います。あすからもがんばって生きようと思いました。
-50代 男性
複雑な人間関係をよく脚本にまとめたなと思った。人のやさしさをこのテーマで描いたことに拍手。
-50代 女性
とても内容が深いので考えさせられる所が多々ありました。一人一人本当にすばらしく個々の方達に大きな拍手を送りたい!
・年齢不明のお客様
-?才 男性
良かった。プレビューだからと言わず、お金とって下さいよ。と思った。大丈夫。
-?才 性別?
いつもはお互いにもんくばかり言っている人だけど本当は相手のことがすごく好きで、そのたまらない気持ちが良く感じられました。
-?才 性別?
病院の一室だけを舞台にしているとは思えないくらい色々な景色を(特に夏場のフンイキ)感じられるものでした。
-?才 性別?
時間堂さんの舞台は初めて見させて頂きましたが、とても入りやすい感じがしました。そして入っていったら深みにハマッた!という感じで、やられました。でも、とても自然に自分の中に入ってきて、とても楽しかったです。喜怒哀楽、全てを2時間で体験させてくださって、ありがとうございました。
-?才 性別?
とても心にグサグサとくるものがありました。何よりも人の感情を1人1人の役柄に合わせているのが観ていて気持ちよかったです。
-?才 性別?
うまくいえないけど、軽い気持ちできたのがとってもきてよかったって思った。
-?才 性別?
自然と身体に染み込んでくる、生理食塩水のようなお芝居。
-?才 性別?
ピアノの生演奏が入って、オリジナルの歌を歌う場面もはいっているのですが、これまた話しの中によく溶け込んだ使われ方をしていて効果的でした。とにかく「いい感じ」の芝居でした。
-?才 性別?
少し昔を思い出しました。ズルイです。
-?才 性別?
4月に就職しました。好きなことを選んだつもりですが、忙しさの中で思い描いていたことから少しハズレていた気がします。今日はここに来られて良かったです。久々に泣きました。
-?才 男性
空気が楽しめた。足運んでよかったわ。人によってはスキキライがはっきりわかれる舞台スタイルですな。
-?才 性別?
セリフ一言一言がとても好きです。
-?才 性別?
身近にある出来事ではあるが、悲しい出来事、そんな一面を傍観できて、とても満足しています。